排尿障害
加齢や前立腺肥大、膀胱の過活動や骨盤底筋の筋力低下などを原因として、頻尿や尿漏れ、残尿感や尿勢低下といった様々な症状が出ます。これらは日常生活の質を下げてしまうだけでなく、中には大きな疾患が原因となっていることもあります。必要に応じて適切な治療方針を提案します。
よくみられる症状
- トイレが近い
- 夜中に何度も起きる
- 尿の勢いが弱い
- 残尿感がある など
尿路感染症、炎症性疾患
尿に血が混じる、排尿時に痛みがあるなどの症状は、膀胱炎や腎盂腎炎、尿路結石、膀胱がんなどの可能性もあります。早めの検査で原因を特定し、適切な治療を行います。
よくみられる症状
- 排尿時の痛みや違和感
- 頻繁に尿意を感じる
- 尿が濁っている
- 熱があって腰が痛い
- 熱があって陰嚢が腫れている
- 亀頭や包皮が赤く腫れて膿がついている など
泌尿器の悪性腫瘍
泌尿器科における悪性腫瘍は、膀胱がんや前立腺がん、腎臓がんなどがあり、例外はありますが基本的にはご高齢の方に多くみられます。早期発見が重要ですが、早期のものほど自覚症状に乏しいことが多く、疑って調べてみることが大事です。
よくみられる症状
- 検診でPSAが高いと言われた
- 検診で腎臓になにかできていると言われた
- 痛みもないのに血尿が出た
- 何も症状はないが精巣(睾丸)が腫れている など
尿路結石
突然の激しい腰や脇腹、下腹部の痛みは尿路結石の可能性があります。一度痛み始めるとなかなかおちつきませんが、速やかに検査を進めて最善と思われる方法を提案します。
よくみられる症状
- 突然の腰や脇腹、下腹部の痛みがある
- 排尿の終わりに下腹部が痛む
- 上記の痛みに伴い血尿もある
- 尿の勢いに問題はないが頻尿である
- 今まで問題なく出ていたのに急に尿が出なくなった など
女性泌尿器疾患
女性は人体の構造上、男性よりも膀胱炎や頻尿、尿漏れといった症状が起きやすくなっています。デリケートな面もあり話しにくいこともあるでしょうが、遠慮なくご相談ください。
原因の1つとされる骨盤底筋の筋力低下に関しては、当院在籍の理学療法士の指導のもと、骨盤底筋リハビリを実施することも可能です。女性だけの病気ではありませんので、男性でも受けていただけます。詳しくは下記自費診療の項目をご参照ください。
よくみられる症状
- トイレが近い
- 咳やくしゃみをすると尿が漏れる など
性感染症(STD)
近年、性感染症は一部の年代で増加傾向にあります。当院でも性感染症の検査治療に対応しており、プライバシーに配慮して対応いたしますので、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
よくみられる症状
- 排尿時の尿道の痛み
- 陰部のかゆみ・腫れ
- 陰茎にできものがある
- 尿道から膿や粘液が出てくる
- 症状はないが気になるから検査したい など
健診、その他
泌尿器に関する健康診断や、自費負担にはなりますが一部検査や薬の処方も可能です。
ご希望の方はご相談ください。
よくみられる症状
- 健診で異常を指摘された(エコーや尿、PSAなど)
- 自費負担での検査・処方を受けたい など